2015年09月11日

amorphisの新譜「Under The Red Cloud」についての所感

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 わたくしがこの世で一番好きなバンド、それがフィンランドのアモルフィスなのですが、
アマゾンで予約し、今や遅しと待ちこがれておりました新譜は、まったく素晴らしいものでした。
 なにしろ、わたくし的メタル界最大のイケメンにしてMY軍神、闘神、荒ぶる神、トミさんが所属なさるバンドですので、この日をどれだけ待ち焦がれておりましたか…!

 今回も、帯のキャッチがキレッキレで良いです。
「不穏なる赤き雲を見上げ、人は何に怯え、何を思うのか
 空と大地をキャンバスに、悲哀の絵筆で孤高の英雄が描いたのはこの一枚
 凍てつくブルータリティと慟哭のメランコリーを宿した12作目、ここに完成」

…こんなブッ飛んだ文章、思いつかないです…でも、聴けばそのとおりと思わざるをえません。

 前作「Circle」は、アモ史上最もヘヴィなアルバムだったかと個人的には思っております。
 わたくしは、やはり「Skyforger」と「Circle」がお気に入りですが、今回の「Under The Red Cloud」は、豊かな抑揚と緩急があって、より大人っぽい感じかと存じます。

 大人のための、極上のヘヴィメタル。
 何度も味わえる奥の深さ、魂が清められるような、カタルシス…
 圧倒的非日常を味わえ、つながったらアカン世界につながってしまいそうなギリギリ感がたまらないアルバムです。あくまで個人的な所感ですが…



 まず一曲目のタイトルトラック、「Under The Red Cloud」
 アモらしい切ない感じからはじまり、独特の哀愁漂う世界観に、心を鷲づかまれます。
 安心して聴いていられます。
 もう、一曲目で、買ってよかった!と思えます。

 2曲目「The Four Wise Ones」
 やや速度を上げた感じで始まり、壮絶なサビに感動、真ん中あたりで民族調豊かな雰囲気にうっとりしていましたら、突如始まる不思議な女性ボーカルにびっくりさせられました。
 「え、何?」って感じでしたが、そのすぐ後にトミさんがグロウルでたたみかけてきますのが、よりいっそう荒々しく聴こえてステキなのです。

 3曲目「Bad Blood」
 これは…夜中に一人でヘッドフォンで聴いてましたら、涙がとまりません。
 クリーンヴォイスのサビでは、日々のめんどくさごとで汚れきったわたくしの魂が、血が、涙とともに清められる気がいたします。

 4曲目「The Skull」
 直前の曲で、かなりあっちの世界にもってかれそうになってます状態でこの曲では、ちょっとしたトランス状態になりかけますが、ちゃんと健全で美しいパートもありますので、大丈夫です。戻ってこれます。

 5曲め「Death Of A King」
 今回の、最大のキラーチューンかと。
 民族色豊かで、暗くて、圧倒的に美しい魔法にかけられたようで、神秘的な儀式に立ち会っている感覚になります。
 北風に乗って聴こえてくるような、笛みたいな音も、寒い国出身の者にはたまりません。
 この曲が聴けるだけで、充分アルバムを買った値打ちがあります。

 6曲目「Sacrifice」
 立て続けにキラーチューンです。
 12曲中、もっともキャッチーで聴きやすい曲かと存じます。
 切なく、熱を帯びて走りだすような感じが、とても好きです。
 これは非メタラーさんにも聴きやすいのでは?と存じます。

 7曲目「Dark Path」
 二曲続けてキラーチューンでしたので、ちょっと油断してましたら、もってかれました。
 実は、これが一番泣けた気がいたします。
 すさまじく壮絶で、美しくて、そしてかすかに狂気を感じるパートもあり…
 なんかもう、一生アモワールドに浸っていたくなりました。

 8曲目「Enemy At The Gates」
 不吉で呪術的な雰囲気。
 直視したくない不安や恐怖を目の当たりにさせられて、逆にすっきりするような感覚を味わえます。

 9曲目「Tree Of Ages」
 どこか懐かしくて安心できる雰囲気です。
 比較的明るく力強い曲調で、あたたかみがあって、どこか素朴な美しさもあり、かなり好きです。
 個人的には、父親的なものに対するイメージにちょっと近い感じです。

 10曲目「White Night」
 女性ヴォーカルから始まり、透明感のある曲です。
 歌詞の、
「北の白夜の中で
  真珠のように白い魂がさまよう」


 って…個人的にはもう…アカンわ、反則やろ、と思いました。
 想像しただけで美しくて泣けます…

 11曲目 ボーナストラック「Come The Spring」
 これがボーナストラックなの?普通に本編に入れていいレベルでしょう。というのが素直な感想です。

 12曲目 ボーナストラック「The Wind」
 後味よく、爽やかな気持ちで終われるラストの曲としてステキだと思いました。
 ラストがモヤモヤせずにすっきり終わりましたので、ちゃんとこうして現実の世界に戻ってこれました。



 大好きなアルバムは、家族が寝静まった深夜にヘッドフォンで鑑賞するのが、もっとも集中できて良いのですが、翌日に遅刻しかねないリスクをともないます。
 しかし、そこは全力で遅刻をしないこと、ちゃんと出勤することが、ごく当たり前ですが、社会人としてとても大切なことだと存じます。

 でないと、「これやからヘビメタはアカンわ」と言われてしまいますもの。
 大人たるもの、義務を果たしてこその娯楽でございます。



 9月18日追記:
 メタルおともだち、めいさまにより、12曲目のボートラの歌詞が違うことが判明。
 言われてみると、歌い出しが「You are the wind,my wind〜♪」と聴こえるのですが、
歌詞カードには全く異なる歌詞が…。確かに、「え?なにこれ?」となります。
 どうやら、海外版のボートラと間違われたようで…そういうこともございますのね。

 めいさまがビクターさんにご連絡してくださり、おかげさまで訂正版を入手できそうでございます。
 早速、下記より手続きをいたしました。

『アンダー・ザ・レッド・クラウド』限定盤に関するお詫びとお知らせ

 めいさま、ありがとう存じます!

posted by 春雪 at 09:59| Comment(2) | 音楽(主にヘヴィメタル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお、早速アルバムの感想が!早いですね!
私も感想書いてみました。そして、また春雪さまのブログに勝手にリンクを貼ってしまいました。すみません。(^^;;

帯のキャッチ、いいですよね!「慟哭のメランコリー」という言葉が好きです。
私の特にお気に入りは、3,5,7,10です。
アモの魅力と持ち味が全開の今作、素晴らしいです!!
しばらくはこの世界に浸っていたいです。(*TT*)
そして、このアルバムをひっさげてのツアー&来日を、心待ちにしています!(来年のラウパあたり?)

Posted by めい at 2015年09月13日 23:04
めいさま

コメントありがとう存じます!
リンクも貼ってくださって光栄ですm(_ _)m

3、5、7、10、いいですよね〜(^^)
お気に入り、わたくしは、3、5、7、9 かしら。
特に7の壮絶さはもう…そのまま霊界行きですね。
今回も捨て曲なしで、大満足な内容でしたね。
帯キャッチは、「悲哀の絵筆」にグッときました(*^^*)

本当に、来年あたり来日して欲しいですね!
ラウパはもちろん、ぜひまた単独で、もしくはストラトとカップリングでお願いしたいです(*^o^*)lml
Posted by 春雪 at 2015年09月15日 10:20
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